『沖縄社会論 周縁と暴力』
- 立誠図書館
- 13 分前
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著:打越正行
筑摩書房
<世界の入口となる本棚>
「本土」との経済格差が著しい沖縄で長年にわたり若者たちを調査した社会学者打越正行さん。その調査方法は、暴力がはびこり上下関係が半端ない地元の建設業界に体当たりで飛び込み、自ら「パシリ」となって関係を築くという驚きの手法でした。製造業が極端に少ない沖縄ではヤンキーの就職先はほぼ建築業のみ。そのなかで先輩から後輩への暴力が絶えないのは、上下関係を賃金の多少や仕事の技量で示せないから、という驚きの結論を導いています。暴力行為が起こるたびに心傷ついた打越さん。調査を通じて暴力のない沖縄の未来を思い描いていたのだろうと思われますが、若くして病に倒れ本書が遺稿となってしまいました。





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