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『バスラの図書館員』

ジャネット・ウィンター

晶文社

<世界の入口となる本棚>


2023年が終わろうとしていますが、世界中では戦争・紛争・内戦が絶えず、安心して食事をしたり学校へ行ったり眠ったりすることのできない人たちが大勢います。そして争いはその国の歴史ごと奪い取ろうと、図書館も攻撃対象になることが少なくありません。この絵本は2003年のイラク侵攻で破壊された図書館の本を守った司書の物語です。後日談としてわかっていることは、その後、他国の支援等により図書館は再建されたものの争いは続き、2015年の時点で武装集団は「本を隠した住民を殺害する」と表明しています。遠い国の出来事と思わず読んでいただきたい絵本です。





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