著:しおたにまみこ
ブロンズ新社
<世界の入口となる本棚>
あるとき、目をさまし動き出した「たまご」が主人公。近くにいたマシュマロを相棒に部屋の中を探検し始めます。シュールで きもかわいい「たまご」なんだけど、話すことはどこか哲学的。「しってるかい? じぶんがかんがえていることは、はなさなければ あいてには ほとんど つたわらないんだって」知らず知らずのうちにこのたまごのとりこになってしまいます。印象的な絵は主に鉛筆で描かれているそうで、間違いなく絵が主役ではあるけれど、しっかり文章もついていて絵本ではなく絵童話(読みもの)に分類されます。大人にこそ読んでほしい絵童話です!


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