著:ペネロピ・フィッツジェラルド
ハーバーコリンズ・ジャパン
<世界の入口となる本棚>
1950年代英国イーストアングリア地方の片田舎が舞台。フィッシュ&チップスの店も、コインランドリーも、映画館もないハードバラの町のうらぶれた海岸沿いに、町で初めての本屋さんを開こうと奮闘した女性の物語です。開店前はうまくいくはずがないと誰もが馬鹿にするのですが、ふたを開けてみれば意外にも好調な滑り出しを見せます。しかし、その成功を妬む住民の嫌がらせがエスカレートし。。。特筆すべき劇的な展開もなくネクラな物語が延々続くのは、まさにイギリス文学ならではの展開でしょうか。映画化もされ、結末が若干異なるとのこと。原作の終わり方に納得がいかない方はぜひ映画をご覧ください!
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