『ぼくのコーヒー地図』
- 立誠図書館
- 9月13日
- 読了時間: 1分
著:岡本仁
平凡社
<食べる本棚>
旅先で素敵な喫茶店に出会えたら、幸せな気持ちになれます。でもほどよい喫茶店というのが案外難しい。もちろんスタ〇などのチェーン店は×。常連だらけで居心地の悪い店も×。何だか妙におしゃれな造りで、自意識過剰な女の子たちがふわふわ浮遊しているような店も×。その点、旅の達人である著者のセンスは、さすが抜群です。彼が喫茶店に通う理由は「その町に昔からある喫茶店に入り、その町に長く暮らす人々、その町で生まれ育った人たちのリズムというか、テンポというか、アトモスフィアをちょっとでもいいから知りたい」から。その町のことが知りたければまずは喫茶店へ。読み進めるうちにやたら旅に出たくなってきます。

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