『かずをはぐくむ』
- 立誠図書館
- 10月31日
- 読了時間: 1分
森田真生
福音館書店
<世界の入口となる本棚>
雑誌『母の友』の連載をまとめた本書は、『センス・オブ・ワンダー』の新訳でも話題になった独立研究者・森田氏のエッセイです。登場する2人の息子さんが3歳と0歳から、8歳と5歳に成長していく5年間のたわいもない会話、吹いている風、見上げた空などがぎゅっとつまっています。まさにセンス・オブ・ワンダー。育児は大変です。起こして着替えさせ食べさせ寝かせて、そのエンドレスな繰り返し。でもそんな渦中の方にこそ読んでほしいと、子育て奮闘中の方に「二度とない永遠」という章を読んで紹介したところ、「すごく心に響きました!『また今度』ってつい言っちゃうんですよね…」と共感してくださったことがあります。さらに、西淑さんのイラストがとてもステキなんですよねぇ。図書館で出会って、自分で買ってそばに置いておく、これはそんな本なのです。








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