岡根谷実里 著
青幻舎
<食べる本棚>
本書は著者が実際に60か国以上の国に行き、それぞれの家庭にお邪魔して料理を一緒に作り、食べた記録を1冊の本にまとめています。アジアからアフリカ、ヨーロッパに中南米、中東の料理を紹介しているのですが、私が特に気になったのが中東の料理です。中東と言えば紛争が絶えないというイメージが強く、食卓事情は厳しいものだと思っていたのですが、実はそうでもありませんでした。それには正直、驚かされました。紛争が絶えない国でも、もちろんそうではない国でも、美味しい食事があるところには素晴らしい笑顔が広がっているのだと知った1冊でした。また本書を通して世界旅行をしている気分にも浸れる1冊。ぜひ、世界の台所を見てみませんか?
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