著:浅井次郎他
河出書房新社
<食べる本棚>
本書は浅井次郎はじめ、江國香織、阿川佐和子など、約40名もの著名人による『甘味』にまつわる話が書かれています。殆どの著名人が子どもの頃の甘味に対する思い出話となっており、私も自分の子どもの頃を思い出しました。私は母が作ってくれる「シャービック」が大好きで2つ上の兄と夏になるとよくシャービックを食べたものです。シャリシャリと冷たくアイスキューブ状の、少しミルクの味がしそれは我が家にとって夏を感じさせる甘味でした。著者たちとは随分と歳が違うものの、本書に出てくる甘味は殆ど知っており、 美味しいものとは長いこと存在するのだなと感心。そういえば!「シャービック」今でもあるのかなあ?


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