著:鳥越一朗
絵:中川学
ユニプラン
〈立誠小学校DNAの本棚〉
時代の最先端の走った明治期の京都に今はなきチンチン電車が開業しました。そして京都にしかなかった珍しい職業が「告知人(先走り少年)」で、10代の少年たちが電車の前を走り危険を知らせたそうです。この小説は13歳の敬二郎が告知人となり、同僚や異国の少女と友情を育みながら青春を駆け抜けます。この小説の魅力は京都に住む方ならば、走る敬二郎の目にうつるまちなみが頭の中に想像できることです。もちろん立誠図書館のヴィジュアルでお馴染み中川学さんの挿絵が効果的ということも言い忘れてはいけませんね!
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