伊藤まさこ
幻冬舎
〈食べる本棚〉
自他ともに認める食いしん坊という料理や暮らしのスタイリストである著者がふと立ち止まって「おいしい」について記憶をめぐり、食べ、オオヤコーヒー(京都)のオオヤミノルさん、吉本ばななさんなど様々な方と対談しながら、食に思いを馳せる本がこちら。シュウマイ弁当やカップ麺などなど身近なものからフランスのお菓子、断食に挑戦する話など、親しい人と普通の会話をしているかのように自然で読み心地のいい本です。私は「今日の晩御飯を何にするか?」と考えながら読みました。そんな、食に関する幸せな思考の寄り道をしながらも読める本です。
(栗山)
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