『グレタニンプ』
3 日前
読了時間: 1分
著:綿谷りさ
小学館
<世界の入口となる本棚>
もう終わってしまいますが(爆)10月は「世界多様性意識月間」です。本書は痛快な「妊婦コメディ小説」でありながら、「多様な感情の受容(Inclusion)」をテーマに内包しています。主人公・由依は、待望の妊娠を機に髪を紫の坊主頭にし、パンクな格好で大暴れします。これは「こうあるべき」という社会的な枠組みを力強くはねのける姿であり、多様な生き方や個性を追求する極端な表現です。そんな妻に対して動揺する夫の「悪気はないけれど、当事者の本当の苦悩がわからない」状態は、「マジョリティとマイノリティの相互理解の難しさ」を表します。諦めとともに妻を受け入れる夫の姿こそ、個人レベルのInclusionのあるべき姿なのかな、と思いました。





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