『人生後半にこそ読みたい秀歌』
- 立誠図書館
- 7月23日
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永田和宏
朝日新聞出版
<世界の入口となる本棚>
「人生後半」とは何歳くらいを指すのか。人生の真ん中以降、つまり「中年」と定義される45歳から64歳以降が人生の後半ではないかと、冒頭で語られています。細胞生物学者であり歌人である著者の「老い」の捉え方はとても多面的で、取り上げられる短歌も万葉集から現代歌人まで様々です。目次を見て、気になる章からパラパラ読めるのもいいところ、「いいなあ」「わかるなあ」という歌が必ず1つは見つかることでしょう。人生後半にして短歌の面白さに目覚めましたが、自分で「歌を詠む」というところまでは至っていません。秀歌、よくできた歌の数々を味わいながら、自分ならどんな歌を詠むだろうと思いをめぐらせるのでした。








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