『Basic沖縄戦 沈黙に向き合う』
- 立誠図書館
- 5月18日
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更新日:5月28日
著:石原昌家
インパクト出版会
<世界の入口となる本棚>
本書は太平洋戦争時の沖縄戦について長年に亘り研究・調査を行ってきた著者が、新聞の文化欄に寄稿した文章を書籍化したものです。沖縄戦については、いわゆる「集団自決」について、それが軍部から強制されたものであったのか、自発的なものであったのか、という責任論がいまだに宙に浮いた状態であり、それはちょうど先日起こった自民党(京都選出)西田昌司参議院議員による失言(沖縄の“ひめゆりの塔”の展示について「歴史の書き換え」などと発言)にも現れています。本書は沖縄戦のその複雑さ、問題の根の深さを辛抱強く解き明かそうとした著者の、半世紀に及ぶ奮闘の記録とも言えそうです。







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