著:佐藤 清隆/絵: junaida
福音館書店
<食べる本棚>
まもなくバレンタインデーということで、今回はチョコレートに関連する本をご紹介します。めくれたカバーからチョコが飛び出す表紙がまずは目をひきますが、これら美しい絵の数々は junaidaさんが手掛けています。立誠図書館にも『怪物園』や『Michi』などの絵本がありお馴染みの画家さんですね。チョコレートは身近なわりにどうやって作られているのかがわかりにくいお菓子ですが、この本ではカカオがチョコになるまでの過程をまさに「かみ砕いて」説明しています。人類がカカオを発見してからチョコが誕生するまで、なんと約一万年もの歳月がかかっているとのこと。本書はひと粒のチョコに秘められたドラマを見るような作品となっています。
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