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  • 執筆者の写真立誠図書館

『日本最古の災害文学 漫画 方丈記』

鴨長明、信吉(漫画)

文響社

<世界の入口となる本棚>


「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」冒頭の一文は聞いたことがあったり、日本の三大随筆として有名なのは知っていても、『方丈記』の中身までなかなか知られていないのではないでしょうか。方丈記を漫画として再構成し、さらに原文(短い!)も巻末に掲載されている本書。短い期間に様々な災害に見舞われた鴨長明の生涯は、いつどんな災害が起こってもおかしくない今の日本と、どこどなくリンクしている。今年は新年の幕開けと同時に大きな災害が起こった。昨日と同じ明日が来るとは限らない。私たちはどんな気持ちで過ごせばいいのか。養老孟司による解説も必読だ。





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