著:堤邦彦
淡交社
<京都歩きの本棚>
今さらですが、京都という町は非常に奥深くてさまざまな切り口で町歩きを楽しむことができます。そのひとつが怪談、怪異、怖い話です。立誠図書館から歩いてすぐの場所にある「瑞泉寺」も、首塚をめぐるフィールドワークのページで紹介されています。いにしえを思えば、河原町は首首首、さらされた首だらけだったわけで、怖くないかといえば嘘になります(めっちゃ怖い!)。中世以前のお話しから江戸怪談とのつながりまで一つ一つが興味深いです。暑い夏、本書を片手に、身の毛もよだつ京都歩きを楽しんでみませんか。
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