著:エーリヒ・ケストナー
岩波少年文庫
<世界の入口となる本棚>
劇団四季のミュージカルでも人気の当作品、ケストナーが第二次大戦中に書いた児童文学(元々は映画のシナリオ)ですが、大人が読んでもワクワクする傑作です。 お互いの存在を知らずに過ごしてきた双子の少女(瓜二つ)が夏休みの林間学校で偶然出会い、次第に出生の秘密が明かされていく、というストーリー。 個人的には、少女のお父さんがウィーン国立歌劇場の指揮者という設定がツボ。お父さんのガールフレンドと少女がオペラ座の座席で隣り合い、チョコレートを投げつけて一触即発!という場面がとくに大好きです。
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