メテリアルワールド・プロジェクト 代表ピーター・メンツェル
TOTO出版
<世界の入口となる本棚>
本書は1993~1994年の世界の家族を映した写真集になっている。なので2021年の現在と、この写真集が出版された頃とはずいぶんと変わっているかもしれないが、でも1993頃の世界の家族はこのような風景だったのだ。発展途上国、先進国、同じ地球上でこんなにも生活が違うとは本書を見たら衝撃を受けるかもしれない。写真集ではあるが彼らたちがどのような生活をしているのか、説明書きもされており、説明と写真を照らし合わせてみれば当時の生活が見えてくるだろう。今から約30年前の日本はすでに豊かで時に「平和ぼけ」と言われることもあるが、決してそんな国ばかりではない事を日本人は知る必要があるのではないだろうか?まずは知ることが世界を変える第一歩になるのだと気づく1冊だ。
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