• 立誠図書館

『回復する人間』

著:ハン・ガン

白水社

<世界の入口となる本棚>


7つの短編に共通するものは【傷と回復】。心と身体、両方に対して痛く刺さるような物語が続き、そこには明るい未来など微塵もないけれど、不思議と絶望を感じません。傷が治って傷跡となるように、人生とはそんな跡を認めたり後悔したりしながら進んでいくものかもしれません。強さと脆さ、繊細で時に暴力的。韓国で高く評価されているハン・ガンの作品は初めて読みましたが、繰り返し読みたくなるお気に入りの一編を見つけて大満足です。





11回の閲覧