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  • 執筆者の写真立誠図書館

『生き物の死にざま』

更新日:2021年4月21日

著:稲垣栄洋

草思社

<世界の入口となる本棚>


染色体の中にテロメアという部分があり、細胞分裂を繰り返すと短くなるそうです。それが老化です。クローンのようにコピーを生み出す単細胞生物にいわゆる死はなく、生物は10億年前ごろ進化の中で死というシステムを生み出したそうです。人間にとって死は恐ろしげな存在ですが、子孫を残すという生物の営みの中ではミスコピーがなくアップグレードも出来て効率的なのだとか。実際生殖後にすぐ死ぬ生物の多いこと……。私たちは人生において多様な生き方と幸せを求め、長く生きたいと願いますが、生物の中ではマイノリティーみたいです。





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