著：森村泰昌
イースト・プレス
〈新しい本棚〉
美術鑑賞が苦手という方の理由は「何がいいのかわからない」だと思います。私は筆者である森村泰昌が女性に扮するセルフポートレート作品には美しさとおかしさに惹かれます。キレイに見えるけれど、はて？女性ってこういうものだっけ？なんて考えるとジェンダーについて考えるきっかけだと思います。でも、それは人それぞれ、作品を見る時代それぞれ。では、「何がいいの？！」という美術をみる基礎マインドベースを、親近感200%の森村の文章で導いてくれます。肩肘張らず、お子さんから大人の皆さんまで、楽しめる美術の入門書です！（栗山）
