著:リサ・クライン・ランサム 訳:松浦直美
ポプラ社
〈スタッフの本棚〉
機関紙『Page.3』の対談にご登場くださった児童文学作家で評論家のひこ・田中さんのオススメのパクリですが仕方ありません、本当に素晴らしい本でした。1940年代が舞台で「黒人は図書館に入れない」という故郷アラバマから、シカゴへ移ると誰もが自由に入れる図書館に出会う黒人のラングストンという少年が主人公です。図書館との出会いでさみしいシカゴ生活が変わり、自分の名前の秘密を知り、本を読む意味を体験します。あれこれ教えてくれる司書さんはどんなに知的で優しい女性なのかともワクワクします。図書館や本って素敵!
(栗山)
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